梅雨の葵…
2017年 06月 20日
『立葵』
生けました

ヤツデと砥草を添えて

『立葵』
別名
『梅雨葵』
梅雨入りを知らせるように花を咲かせ始め
順々に上へ上へ…
そして
上り詰めるころ梅雨があける

この立葵かなり根性入ってます
敷石の間から
毎年本数を増やしながら
梅雨を彩ってきました
移植は出来そうもないので
ここで頑張ってね
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やっと
梅雨らしくなりそうです
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日曜日
すぐ近くのお寺『霊芝寺』に行ってきました

葵繋がりということで…
この紋所を…で有名な“葵”の御紋
(この葵はフタバアオイを意匠化したものということです)
黄門様の長男である
高松藩二代藩主松平頼常が眠るお墓がこのお寺にあります

お殿様がお墓参りで
お寄りになったという御成所
この度修繕され
いつもは非公開ながら
特別に一般公開されると聞き
拝観へ…
屋根に葵の御紋輝いています
銅板で守られた屋根の中は
本来の茅葺き屋根が健在だとか…

修繕の様子を写真で紹介
九代藩主頼恕により『よう月樓』と名付けられた
御成の間の中は撮影禁止でしたが
おとこには
お殿様の書がかけられ
艶やかな赤い牡丹がはいっていました
和紙張り漆縁の内壁
ベンガラ塗りの外壁
欄間
高松藩のご用絵師狩野永笑の襖絵も
きれいに修繕され
優雅な設えがよみがえっていました

山の中のため池から
滝が流れるように庭に水を引き入れ
水面に映る月を楽しんでいたのではという

水で満たされると
東側に亀島
南側に鶴島が浮かぶ
ここはお殿様が
しばしお城をはなれ
心休めるところだったのかな

この石段をあがると
頼常公と頼恕公ののお墓が…(御墓所もいつもは非公開、もちろん撮影禁止)
儒教方式の埋葬で水戸家の家風なのだそう
山の中
緑に囲まれ
鳥のさえずだけが聞こえる
しずかな所
今もかわらぬ月を
愛でていることでしょう
by wabisuke-miyake | 2017-06-20 11:34 | 今日はこの花を… | Comments(0)